私:
「なるほど。葬儀社とは言っても、その種類は様々あるわけですね。」
宮地社長:
「ええ。でもお気づきのように、どの形式の葬儀社を通しても、
最後は「葬儀専門業者」か「互助会」かが、葬儀の現場を
お世話していることには変わりないんですよ。」
私:
「では、結論として、どの種類の葬儀社を選ぶのが
一番良いんですか?」
宮地社長:
「長々とお話してきておいてなんですが、
葬儀社はやはり種類ではなく、中身で選ぶべきだと
思いますよ。
葬儀社の選び方はさんざんいろんなシーンでお話して
きたので、今さら申しませんが、根本的に、どんな種類の葬儀社であっても、
良い葬儀社もあれば悪い葬儀社もあります。
その割合はほとんど常に一定です。
日本人にも中国人にもアメリカ人にも、良い人も
悪い人も一定の割合でいるのと同じです。
なおかつ、「良い」とは、自分の条件や価値観に合うかどうか、
という面が大きく、万人にとって「良い」葬儀社というものは
ありません。
幾多の葬儀社の中から自分にとって「最高」の
葬儀社を短時間で選びだすことは、不可能に近いでしょう。
だからこそ、少しでも自分にとって「良い」葬儀社と出会えるように、
もっと言うと、少なくとも「悪い」葬儀社は避けられるようにお話したことを、
このホームページ内でも何度もその方法を掲載してもらっています。
私の立場からは、この種類の葬儀社を選べ、この種類の
葬儀社は選ぶなとは、申し上げられませんが、
種類ではない面での、葬儀社の選び方は全てお話してきておりますので、
それをご参考にしていただきたいですね。」
私:
「ありがとうございます。非常によく分かりました。
非常に良く分かった上で、あえて私の私見を述べさせて
いただきますと、やっぱり葬儀専門業者に、私だったら依頼しますね。
葬儀仲介のどのサービスに依頼しても、結局は葬儀専門会社さんが
葬儀を執り行ってくださるのだとしたら、変な縛りなくその業者さんと
直接打ち合わせしたいですし、互助会形式の葬儀社さんに、
葬儀積立金を払うというのは、先ほど述べた理由で私には選択できません。」
宮地社長:
「そうご判断いただく方がいるのは大変嬉しいですが、
何度も言うように、葬儀社の種類だけが判断基準じゃないですからね。
ちゃんとコミュニケーションを取って、自分に合うかどうか、という、
最も重要な判断基準を是非優先させてください。」
今回は、葬儀社の種類、特に、東京の葬儀社の種類について、
色々お話を伺いました。
重要なのは、どういう種類の葬儀社を選ぶにせよ、
自分なりの価値判断や選択基準を持っていないと、
「良い」葬儀社を選ぶことはできないということですね。
できれば関わりたくない世界ですが、やはり少しは知っておかないと、
損をするのは自分ということですね。。。
東京の葬儀社の種類にはどんなものがあるのか? その1 へ
はじめての葬儀屋さんTOP
お葬式のお金の話 一覧
葬儀屋さん業界話 一覧
喪主のやり方 一覧