宮地社長:
「葬儀社というものには特に許認可も免許も必要ないので、
誰でも明日にでも始められます。葬儀社ですと名乗ればいいだけ
ですから。
そういう中で、イオンは大手企業なので余計目立ってますが、
最近ではこういった他業種からの葬儀業界への流入が大変
多いんです。
もちろん、新たに個人で小規模に参入する方も沢山います。
そういう状況の中で、冒頭のように、葬儀社の種類が
沢山あるようにお客様がお感じになっているという現象ですね。」
私:
「そういう面もあったんですね~。」
宮地社長:
「とはいえ、一応一般的な葬儀社の種類という定義は
あります。
葬儀専門業者、JA、互助会、その他 といった分け方が
一般的じゃないかと思います。」
私:
「そうなんですか。それが一番いいんですか?」
宮地社長:
「お客様によって、求めるものや状況が違いますから、
一概にどれが良くてどれがダメとは言えないです。
まあ、当社のような会社は、当然葬儀専門業者になりますね。」
私:
「葬儀専門の会社のことは、おかげさまでよく分かるように
なりました。
要は、私たちのような素人が、葬儀屋さんと言って思い浮かべる
会社が、いわゆる葬儀専門業者ですね。」
宮地社長:
「皆さんがどういった会社を想像されるのかは
分かりませんが(笑)、おそらくそうですね。
葬祭業に従事する会社形態の中で、最も多いのが
この葬儀専門業者になります。」
私:
「前から聞きたいと思っていたんですけど、
よく聞く互助会っていうのは、どういった組織なんですか?」
宮地社長:
「以前にも何かの話の時に触れましたが、
互助会というのは「互助会」というひとつの大きな全国組織が
あるわけではなく、「互助会形式」で経営している「葬儀屋」の
総称です。」
私:
「前にもそうおっしゃっておられましたよね?
だとすると、経営形態は違うけど、要は葬儀屋であることに
変わりはないんですね?」
宮地社長:
「そのとおりです。」
私:
「ではなおさらに疑問なんですが、
互助会っていうのは、なぜ葬儀専門業者と
分けるんですか?
互助会形式の経営形態というのは、一体なんなんですか?」
宮地社長:
「割賦販売法ってご存知ですか?
平たく言っちゃえば、分割払いですよね。
今は、クレジットカードでも分割払いが当たり前の
時代になりましたが、昔は分割払いはあまり一般的では
なかったようです。」
私:
「分割払い方式で会社規模を大きくしたのが、
丸井ですよね。たしか。
今でこそ若者のファッションデパート的なイメージですけど、
昔の人に言わせると「月賦屋」ですからね。」
東京の葬儀社の種類にはどんなものがあるのか? その3 へ
はじめての葬儀屋さんTOP
お葬式のお金の話 一覧
葬儀屋さん業界話 一覧
喪主のやり方 一覧