宮地社長:
「そこがポイントです。
皆さんそこを恐れて、
「見ず知らずの葬儀社にTELなどで依頼するくらいなら、
少しでも顔を知ってる病院の方の紹介の葬儀社のほうが安心だ」
という自己暗示をかけてしまうんです。
でも、営業もされなければ、長電話もされない方法で
複数社に片っ端からTELできれば、比較もできるので
より安心ですよね?
しかも、自分の判断で、自分のペースで葬儀の主導権を
スタート時点から握ることができます。」
私:
「そんな方法があるんですか?」
宮地社長:
「では、流れに戻りますね。
5社の1位の葬儀社にTELするわけですが、
まず第一声、TELで以下のように言ってください。
「先ほど〇〇病院で身内を亡くしたのですが、
まだ葬儀社を5社くらいで検討中なので、「匿名」での問い合わせとさせて下さい。
あと何社かに同様の問い合わせをしたいので、10分くらいで手短に
質問させてください。」
これを言って、「匿名ではダメです」と言われたら、
「じゃあ他をあたります」
といってすぐに切りましょう。
まあ、そんなこと言う葬儀社はないと思いますが。
あと、時間の目安まで示して「手短に」とお願いしているのに、
しつこく食い下がるような葬儀社も、その時点ではじいてください。」
私:
「ああ、匿名でTELするわけですね!
でも、病院名とかを言うのはなぜですか?」
宮地社長:
「この業界、お恥ずかしいのですが、
同業他社からの探りの「ニセ問い合わせ」が多いんです。
ただ単に、「匿名で」と告げると、「またか・・・」と思われて、
適当にあしらわれる可能性もあります。
まあ、素人か業界人かは、いくら無知を装ってもすぐに
分かりますし、ニセの問い合わせと分かってても、適当な
対応をするような葬儀社はやめたほうがいいので、
あえて病院名などを冒頭で出さなくてもいいですが、
後で結局、ご遺体お迎えの条件などを聞く時に
病院名と場所は言うわけですから、先に言ってしまっても同じです。」
私:
「なるほど。それで、何を聞くんですか?」
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