宮地社長:
「そうなんですか。
葬儀社では、お客様の扱いを変えるなんてことは、
絶対にできないことなので、そういう違いはないと思うんですが、
単純に急いでいる時には、
ポータルサイトが間に入るだけ、ひと手間ムダですよね?」
私:
「ああ、そうか。時間ないなら、葬儀社に直接
電話で聞いちゃったほうが早いですよね。」
宮地社長:
「では、緊急の葬儀社探しの実践に入ります。
まず、GoogleやYahoo!で、
ご自分の条件にあった検索をします。
「〇〇市 葬儀」
だけで検索してもいいですが、もう一歩絞り込んで
検索したほうが、大きく時間を短縮できます。
絞り込みの言葉は、ご自分の条件に合わせて、
何でもいいです。
先ほど例で挙げた、
「〇〇市 〇〇斎場 葬儀社」
「〇〇区 〇〇病院対応 葬儀社」
というのも有効ですし、
「家族葬」「自宅葬」「直葬」「火葬のみ」「後払い」「ローン対応」など、
ご自分の必要条件を入れてください。
あと、どういう検索の仕方であれ、
「予算」
の一言を付けると、後で言う価格やプランのチェックが
早くできる可能性が高まります。
「〇〇市 〇〇斎場 葬儀社 予算」
みたいな感じです。
検索結果に並んだ葬儀社を15社チェックしてください。
GoogleやYahoo!の2ページ目の半ばくらいまでです。
1社あたりの閲覧にかける時間は、
この時はまだ2分くらいでいいです。
2~3社見ると、葬儀社のホームページを見るのに
慣れてきます。
そうすると1社1分くらいで必要ポイントだけチェックできる
ようになってきます。
その2分でチェックすべきポイントは、
1.急ぎの対応は、今いる病院や地域も含んでいるか?
2.インターネット申込みの特典などはあるか?
3.価格、プラン、予算内で収まりそうか?
の3点だけです。
というか、3分ではこれをチェックするのがせいぜいです。
チェックする順番は、1.→2.→3.の順番で、
1.や2.の段階で条件をクリアしていなければ、
すぐにそのサイトは閉じてください。
これも大幅な時間短縮になります。
これで、条件をクリアした葬儀社を、
5社ほどピックアップして、メモなりブックマークなり
しておいてください。
ここまでで、慣れてくればたぶん30分くらいで完了できるはずです。」
私:
「価格とか、プランのチェックは最後でいいんですか?」
宮地社長:
「前にも申し上げましたが、今やホームページに掲載している
葬儀社の費用には、各社ともさほど大きな違いはありません。
競争の中で、だいたい同じような内容で同じような価格に
なってきています。
細かく見れば、それは当然違いはありますが、
そこをチェックすることから始めちゃうと、とんでもなく時間が
かかります。
今はとにかく時間がないわけですから、
違いがつきにくい、あったとしても認識しにくい
ポイントは、後回しにするべきです。
それよりも、現在の喫緊の課題である、
「今すぐココに遺体搬送に来てくれるのか?」
をチェックするほうが優先です。」
私:
「なるほど~。」
宮地社長:
「あとは、当社もそうですが、インターネット申込みの特典を
用意している会社は多いので、これは使わないと損です。
これはたいてい、ホームページの目立つところに記載しているので、
すぐにチェックできる項目です。
目立っていなくて探せない場合は、無理にこのポイントを
チェックしようとせずに、次の葬儀社のホームページに移ってください。」
私:
「インターネット以外で宣伝や広告しようとすると、
かなり高額になりますからね。
その分、ネット経由の申込みだと安いとか、けっこう
葬儀以外の業界でも多いですよね。」
宮地社長:
「ええ。
ネット使って探すなら、ネット特典ないともったいないですよ。
葬儀の場合、単価が大きいサービスになるので、
特典もけっこう大きな割合のものになりますからね。」
宮地社長:
「で、続きですが、
このやり方で5社をピックアップしましょう。」
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