宮地社長:
「その葬儀社さんが、どなたかsusukodamaさんの
お知り合いの方からのご紹介だったらどうします?
義理がありますよね?
あとは、ネットの葬儀社ポータルで紹介された先だったり、
病院紹介だったりしても、
そこに至るまでに、すでに遺体搬送や安置処置は
してもらってることもありますよ。
しかも、既に他の葬儀社を探してる暇はありません。
実際はあるんですけど、一般の方はもう時間がないと
思っていらっしゃる。
で、さきほどのようなプラン提示をされたとしたら?」
私:
「あぁ~、そうなっちゃうわけですかあ。
それは信じて従うしかないと判断しちゃうでしょうねえ。」
宮地社長:
「どの料金プランの葬儀だとどういった祭壇や棺になるのか?を
事前に必ず見本写真などで確認し、あくまでお客様のご判断のもとに、
どの葬儀プランにするか選べなくてはいけません。
これができない、させてもらえない葬儀社には、ご依頼は避けるべきです。
どんな葬儀になるか事前に分かりませんし、提示されたプラン料金と
サービス品質が、世間一般の標準に照らして妥当なのかどうか、
判断がつきませんから。」
私:
「普通の商品購入やサービス依頼なら当たり前のことなんですけどね。
葬儀というサービスは、状況が普通ではないですから、
そういうことが起こっちゃうんですね。」
宮地社長:
「ええ。
葬儀のご依頼をされるお客様というのは、
当然色んなケースがあるわけですけども、
ほぼ100%皆様に共通なことは、何度も言ってますが、
「必ず不安で困っていらっしゃる」ということなんです。
自信マンマンで何でも知ってて、ご自分で全部
判断してバシバシ決めていく、なんてお客様は20年以上の
私の業界経験の中で一人もいらっしゃいません。
先ほどsusukodamaさんが、ハンバーガー屋さんの
注文とお比べになりましたが、
こちらが何も言わなくても、
「チーズバーガーセットでピクルスは抜いてください。
ドリンクはアイスティーのストレートでシロップはいりません」
なんていう常連のお客様は葬儀の場合いないわけです。
みんな何も知らないし、不安だし、困っているんです。
この葬儀のお客様の特殊状況に対して、
「サポートして助けてあげよう」と思うのが普通の葬儀屋ですが、
「利用して儲けてやろう」と考える葬儀屋もごく一部あります。
これは葬儀業界に限らず、どんな業界にもあることでしょうが、
他の業界ではお客様側が判断して避けられる会社も、
葬儀ではそれが出来にくいので、淘汰されにくいんだと思います。」
私:
「どんな社会にも、善人も悪人も一定率でいますからね。
でも、打ち合わせ時に祭壇の見本写真などが確認できないのは
論外として、もっと前にそういう葬儀社さんとの遭遇を避ける
方法はないんですか?」
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