私:
「ええ。ちょっと知識を付けていただいた今では、
私もそうなんだろうな、とは想像できます。
でも、絶対に営業トークには乗らないぞ!HPに載ってた金額しか
払わないぞ!という気概でいけば、
いけるんじゃないでしょうかね?」
宮地社長:
「susukodamaさんは、葬儀の打ち合わせを何回されたことが
ありますか?
相手は、1日何件も打ち合わせしているプロ中のプロです。
お客様がそういう気概でお見えになることくらい、想定内なんですよ。」
私:
「う~ん・・・。そうか。
素人がボクシングの世界チャンピオンに向かっていく
ようなもんですね・・・。」
宮地社長:
「そこまでかは分かりませんが、一生に1回か2回の
経験のお客様と、毎日何回も経験してる葬儀社の担当者では、
引き出しの数が違うんです。
しかも、故人様はお亡くなりになっているので、
あれこれ葬儀屋を吟味している時間もない。
打ち合わせの場所も葬儀屋の事務所なので、
逃げられる感じがしない。
かつ、「皆さんそうされていますよ」とか、
「故人様のことを本当の思われるのでしたら」とか、
社会性とか精神性とかにつけこんだ営業トークで、
どんどん逃げ場をなくしていく。
とりあえず安いからということで、お亡くなりになった
病院からご自宅などへのご遺体搬送をその葬儀社に
依頼してたりしたら、もう絶対逃げられないですよね。普通の方は。
その段階で断っても大丈夫なこと、ご存じないでしょう?
こういうことが出来ると分かっているから、
とりあえずびっくりするくらい安い金額で目を引いて、
自分たちの土俵にお客様を上げることだけに
集中したHPの記載内容になるんですよ。」
私:
「自分たちの事務所に呼びこんじゃったもん勝ちなんですね。」
宮地社長:
「こういうことをしたくないし、お客様に少しでも余裕を持って
ご判断いただきたいから、当社ではご自宅まで伺ってお打ち合わせする
んですよ。
もちろん事務所にお越しいただくのも歓迎ですが。」
私:
「インターネット社会になって、事前に何でも情報収集できて、
実際にプロに相対する前に、自分もそれなりの知識と理論の
武装ができる気になってますよね。ユーザーは。情報社会への慢心というか。」
宮地社長:
「さすがに、HPに嘘の記載をしている葬儀屋はないと
思います。
でも、あまりにも極端な安さだけを強調するようなHPの
会社は、避けたいですね。」
私:
「どんなものにも、適正価格ってものがありますよね。
それをあまりに逸脱するような安さには、何かウラがある気が
しますね。」
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