見積り総額の半金とかの前入金を要求してくる葬儀社は、一定率で
回収できない案件がある可能性がある。
ということであり、
「当初想定予算を超える追加費用」のトラブルが一定率で
発生している可能性がある。
ということでもありますね。
ここは葬儀社選びの要注意ポイントです。
この業界慣習を逆利用して、HPなどから問い合わせをする際に、
たったひとつ、次の質問をしてみてください。
「葬儀費用は全て、葬儀終了後の後払いで大丈夫ですか?」
これ、葬儀屋さんにとっては嫌なんでしょうね。
なんせ、料理代とか火葬費用とか、実費で仮払いしてる部分が
あるわけですから、取りっぱぐれがあると、ただ自社の人件費だけじゃなく
実費で赤字が出ちゃいますから。
でも、それを嫌がるってことは、そういうケースが多いということです。
お客さんのほうだって、身内の不幸という究極の状況において、
まさかそんなバチあたりなことを、わざわざしたいと思うわけがないんです。
なのに、葬儀屋目線から見て「取りっぱぐれ」があるってことは、
それはお客さん目線から見ると「不当請求」になってるということです。
本当に不当な内容かはともかく、そう思われるということは、
その要因が少なからずあるはず。
それが、費用トラブルのない葬儀社を簡単に見分ける、たったひとつの質問 その1
の冒頭で書いたような、
「葬儀一式〇〇円で全て済みます!」みたいな表現の結果なんでしょうね。
で、
「葬儀費用は全て、葬儀終了後の後払いで大丈夫ですか?」
と聞いて、
総額後払いOK!ローンにも対応 なら100点万点です。
総額後払いOK!現金で でもまあ良いでしょう。
お料理などの実費だけ、前金でお願います は、納得はできますが・・・。
見積り総額の半金の前入金です は止めておきましょうサインです。
そもそも、数十万円~百万円を超えるような現金を、
葬儀前のドタバタしてる時に用立てるのは、けっこう大変です。
しかも、故人の臨終が土日とかに重なったら、
銀行も開いてませんし、ATMもそんな大金下ろせないので、
もっと大変です。
お金持ちには造作もないことなのかもしれませんが、
少なくとも私には無理です。
それでも現金で前入金しろ、ということは、
一時的にでも周囲に借りろってことかと。
そんなことさせたら、費用トラブルの要因をひとつ
増やすようなもんだと思うのですがね・・・。
費用トラブルのない葬儀社を簡単に見分ける、たったひとつの質問 その1 へ
はじめての葬儀屋さんTOP
お葬式のお金の話 一覧
葬儀屋さん業界話 一覧
喪主のやり方 一覧
葬儀の知識 一覧