私:
「では、先ほどの、後から自宅に弔問客がゾロゾロ、なんて事態を
避けるにはどうしたらいいんですか?」
宮地社長:
「家族葬では、
・葬儀のご挨拶状を必ず出す。
・その書き方に気を付ける。
ことが重要です。」
宮地社長:
「まず、葬儀が発生したら、必ずご挨拶状を出すこと。
その際、「故人の希望により家族葬形式で行った」旨を書くと
良いでしょう。
また、「御供えや御香典につきましては、お心のみ頂戴し
ここにご辞退させていただきたく、お願い申し上げます。」
といったような内容を記載すると良いと思います。」
私:
「なるほど。さっきの会社関係などの方への事前連絡と
同じようなことを、挨拶状で伝えるんですね。
きちんとお知らせした上で、
故人の希望でのことなのでと、義理を果たせないモヤモヤも
はらってあげるわけですね。」
宮地社長:
「そうです。葬儀というのは、ご親族にとっても外部の方にとっても、
ひとつのお気持ちの区切りですから、皆さまにとってそれが
無理なくスムーズにできる形であれば、一般葬でも家族葬でも良いんですよ。」
宮地社長:
「当社では、家族葬などの理由で葬儀に参列できなかった方々の、
お気持ちの区切りの少しでもお手伝いになればと、ご希望の方には
【メモリアルホームページ】というものの無料作成サービスも行っているんです。」
私:
「故人様のホームページを作るんですか?」
宮地社長:
「故人様のというか、ご葬儀の様子と故人様の歴史を
写真などで振りかえるホームページですね。
あと、喪主様やご親族様からの、メッセージというか、
ご挨拶ページの意味合いもありますね。
閲覧者は、フォームからメールも送れるので、
弔問の代わりにメッセージを送っていただくこともできます。
もちろん、IDとPassで認証をかけてありますので、
見ず知らずの第3者にホームページを見られるということも
ありません。
お気持ちの区切り、という役割ですので、一年経ったらサイトは
削除します。
その代わり、サイトに掲載していた内容は、全てCDやDVDなどに
コピーしてお渡ししているんです。」
私:
「なるほど。時代が変われば葬儀も変わるものですね~」
総括として、家族葬をする場合には、
「葬儀に参列できない人」
の気持ちに十分配慮する、ということでしょうね。
これは実は、
「自分も葬儀をしなければならなくなったら絶対家族葬だな」
と思っていたので、大変勉強になりました。
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