故人のこと、親族のこと、参列者のこと、喪主のこと。
そしてそれぞれの故人との関わり方。
こういった心情的なことは、形にできるものではなく、ましてや
人から人へ伝聞で理解させられるものではありません。
これらを理解してもらい、葬儀の要所で最善の取り計らいを
してもらうには、ディレクション力に優れた一人の担当者に
全てを取り仕切ってもらうことが絶対に必要になってきます。
なので、葬儀屋さんを選ぶというより、その葬儀屋さんで
自分の依頼する葬儀を担当する担当者を選ぶのが、非常に重要に
なってくるのです。
とは言っても、実際にその葬儀屋さんと打ち合わせをしてみるまでは、
自分の依頼する葬儀をどんな人が担当するのか分からない
ものですよね。
事前に聞いても、おそらく「当社の社員は皆経験豊富なので安心です」しか
言わないでしょうしね。
一般的には経験豊富で優秀なのに、自分とは合わない、という方もいるでしょう。
人と人のコミュニケーションの問題ですから。
この解決策というか、自分にとっての良い担当者探しは、
少なくとも電話で、いくつかの葬儀社の担当者と話してみて、
自分と合うか?理解力は高いか?要望や質問に応えてくれるか?を
チェックすることでしょう。
たいていのケースは、準備をしていたとしても、いざとなると
時間がないでしょうから、複数社の担当の方に会う時間は
取れないでしょう。
Webで「葬儀社」の情報だけ取って、見比べて先に決め、
初めて直で葬儀社と電話でコミュニケーションを取るのが
申込みの時、というやり方はマズいと思います。
Webでは複数の葬儀屋さんに「あたり」をつけ、
少なくとも3~5社くらいには電話してみたらいいと思います。
葬儀屋さんはたいてい24時間営業ですから、いつでも対応して
くれます。
「2時間以内に数社からお話を聞いて決めますので
15分以内で数点だけ質問させてください」
と言えば、長々と売り込みしてくる葬儀社もないでしょう。
もしそういう態度なら、
「すみませんが、他にあたります」
と言ってその葬儀屋さんはやめればいいのです。
ここでどういう質問をするか?ですが、
お金のことはもちろんですが、
「担当の方は、どういった方になりますか?」
「できれば今直接お話できますか?」
と聞くのが良いかと。
と、ここで気をつけなければいけないのが、
「担当」という言葉の葬儀社さんによっての表現の違いです。
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