宮地社長：「それはけっこうご立派なご葬儀でらしたんですね」
とのお言葉。
私：「えっ？そうなんですか？身内だけで質素な感じだったんですが・・・」
宮地社長：「ご自宅葬で、お身内だけの家族葬、落合斎場で荼毘にふされたのですよね？」
私：「はい」
宮地社長：「ということは、式場費はかかっていないはずです。
ご自宅の設営費は多少かかってるかもしれませんが。
家族葬で外部の参列者がいないので、返礼品やお料理代も
さほどかかっておられないはずです。
落合斎場の火葬料金と控室、霊柩車代を含めてもたぶん8万円くらいですので、
あとはほとんど祭壇とお棺とお寺さんへのお布施でしょうね」
私：「お布施は、祖母がずっとお付き合いしてたお寺さんに、お足代も込みで
30万程だったみたいです」
宮地社長：「ではなおさら、ほとんど祭壇とお棺の代金、つまり葬儀屋への支払いですね」
私：「ええ。お布施以外は全部葬儀屋さんに払いましたよ？」
宮地社長：「実はそれ全部が葬儀屋さんの売上や利益というワケではないんです。
火葬場に払う火葬費用とか、料理屋さんへの支払いとか、
霊柩車業者さんへの支払いとか、そういった関連業者への支払いも
普通は葬儀屋が取りまとめて行うんです。
喪主様がいちいち各所に払っていたら、大変ですからね。
後から、料理代とか、火葬場の料金とか、
個々の領収書を葬儀屋さんからもらいませんでした？」
私：「はい。なんか色々書類もらいました」
宮地社長：「で、そういった外部関連業者への実費支払い分を抜いた分が、
葬儀屋の売上になるんです。
susukodamaさんのケースですと、
この外部への実費分が少額な上、お布施も高額なほうではないので、
150万円くらいを葬儀屋さんにお支払いになったはず。
それだけの金額であれば、当社なら大きな祭壇のご葬儀になりますからね」
う～ん・・・。そんな立派だったかな・・・と。
自宅葬といっても、ちょっと広めではありますが普通の3LDKのマンションですし、
そんな大きな祭壇とも思いませんでしたが。
まあ、その葬儀屋さんは自営業やってる叔母の商店街の知り合いで、
60代くらいのおじさんが一人でやってるホームページもないような
会社でしたので、まあしょうがないのかなと。
私に葬儀社の選択決定権があれば、少なくとも事前にネットで
情報は調べたんですけどね。
ともあれ、この時、葬儀にかかる費用一式の内訳というのを、初めて
知ることになるのです。
お葬式って何にお金がかかるの？ 葬儀費用の内訳は？ その3 に続く
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